車買取と車下取の違いとは?
車の下取とは、車乗り換え時に新規に購入するお店で現在乗っている車を買ってもらうことです。
車下取のメリットは、車購入店と車を売るお店が同じため手間がかかりません。
車下取のデメリットは、競争の原理が働かないため、買取査定金額は低めです。
車買取とは、車の乗り換え時に購入店とは別の車買取専門店に現在の車を買取してもらうことです。
車買取のメリットは、車買取店を複数回ることで、査定額を競争させることができ高査定が期待できることです。
車買取のデメリットは、車購入店と車を売るお店が違うため手続きが面倒なことです。
また競争がないため、買い叩かれるリスクもあります。
下取された車は、どこへ行くのでしょうか?
下取車は、大きく分けて「解体処分」か「中古車販売」に回されます。
「解体処分」する場合には、車買取業者はその旨をオーナーに説明する義務が発生します。
説明なしの解体処分は、自動車リサイクル法の違反行為なります。
ちなみに自動車リサイクル法とは、自動車の廃車時における適正処理と再資源化を推進し、環境を保全、循環型社会をつくることを目的として、2002年に公布されました。
正式名称は「使用済自動車の再資源化等に関する法律」といいます。
自動車リサイクル料金は、下記の時期に支払いが発生します。
・新車購入時
・車検時
・廃車時
リサイクル料金は、車種、エアバッグ類の個数、エアコンの有無等により、自動車メーカー・輸入業者が一台毎に設定されています。
廃車から出たシュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類を自動車メーカー・輸入業者が引き取ってリサイクル・適正処理するために使われています。
さらに、廃車処理の情報管理やリサイクル料金の管理にも使われています。
「中古車販売」に回された場合は、オークションに出展したり買取業者の店舗で直接販売されたりします。
買取業者で直接販売できる店舗を持っている会社のほうが買取金額は高く設定できると思います。
そこで売れなければオークションにまわすのが、一般的な流れです。
オークションに回すことで手数料もかかりますので、スグに売れない人気のない車は買取金額が安くなるのは理解できると思います。
以上。
車買取現場からのレポートでした。